筋肉とは、神経からの刺激伝達がなければ所詮たんぱく質の塊です。いくら筋肉が太くなろうが神経からの刺激の量、頻度が向上しなければ競技者が期待するようなパフォーマンスの向上は残念ながら望めないでしょう。
スピードといってもいろんなものがありますが、例えばより早く1歩を出したいとすれば、それに関わる筋をより早く収縮させなければなりません。それにはより早く収縮するための神経伝達が必要なのです。
そういった神経にアプローチするためにトレーニングをするなら、常にフレッシュな状態ではないといけません。フレッシュな状態とは要するに疲れを感じていない状態と考えていただければいいと思います。
おのださんのおっしゃった3歩4歩の動きをフレッシュな状態で行うことは目的にあっていると思いますが、長時間行うようだとその動作の持久的な向上を目的とするトレーニングになってしまいます。
こういったことを踏まえた上で、トレーニングに望んでいただければと思います。